ニュース・社会
国際ならぬ宇宙際という概念は面白い。数学的な操作を行う舞台一式のことを「宇宙」と表すところには、望月教授の数学者としての生き様が表れているように感じる。一つのパラダイム内で行き詰まったときに、その枠を超えられるかということ、それには専門性…
親の満たされなさが「しつけ」という大義名分で、たまたまそこにいる子どもにぶつけられるのが虐待。生き物の死にざまに習って、私たち人間にできることとは?
「悪い奴はやはり悪かった」では終わらない。「人を死なせたのだから苦しむのは自業自得」だと、刑罰以上に加害者を追い詰めても、社会として得はない。二次被害防止のために、加害者にもケアが必要だ。
不適切だという批判に対し、意図を説明できない学校は、トロッコ問題の本質を理解していない。謝罪した時点で「適切か否か」という二者択一の問題に不正解したと言っているようなもの。正解のない思考実験を扱うには覚悟が足りない。
火事場泥棒たちは果たして、本当にただの加害者なのだろうか。日ごろより社会から締め出されてきて、日常的に”火事場”を生きている被害者という側面もあるかもしれない。
既得権益を分解すれば「人権」だ――。過去の中心的存在に「本当に今も必要なのか?」という疑惑がかけられるのは今に始まったことではない。新技術が日々生まれる分、新しく”無駄”に認定される人たちも日々生まれる。大目に見てもらって、日常の安寧を得てい…
近所にどんな人が住んでいるのかもわからない。 たくさんの人が住む街で寝起きしているのに、人のあたたかさを感じる間もない。 現代の都会で何の不自由もなく暮らしているにも関わらず、そんなむなしさを覚える人は多い。 心を癒す人間交流を求める暇もなく…
オール電化や断捨離ミニマリスト、電子マネーにキャッシュレス…… 世の中では常に新しい生活スタイルが考案され、世間の耳目を集める。 それらの無駄のないスマートな暮らしは、画期的で魅力的に思える。 けれど、新しい思い切った生活スタイルへと踏み切る前…
テロ対策としてゴミ箱を撤去した日本。盗難防止のためにコインロッカーのないアメリカ。両国の風景から「破る人がいるからルールは増える」の実例が見えてくる。
北朝鮮から絵はがきが届いた。送り主は、知り合いの旅人。 奇しくも、史上初の米朝首脳会談に世間が沸いた日、我が家の郵便受けに入っていた。 時差と国境を越えて 既に帰国した報告をメールで受けていた。 国際郵便というものは到着に時間を要するもので、…
最近にわかに物議を醸している「女性は化粧するのがマナー」問題。この議論が持ちあがることを1人の女性として喜ばしく思う。それと同時に、気づいたのならさっさとやめてしまえばいいのにとも思う。
今日のテーマは、昼の記者会見で世間の注目をますます集めている、日大アメフト部の悪質なタックルについて。 敵チームである関学選手への不意打ちとも言えるタックル映像は、大きな反響を呼んだ。 言わずもがな、重大な反則である。 当該ゲームに勝つためル…